クリスマス


最終更新日は2004年6月7日です。

第3回 クリスマスボランティア交流会(第20号 2004年1月発行)

日時 2003年12月23日(祝)
場所 新潟ふれ愛プラザ 体育館

【参加者】

211名

【内訳】

本人 52名 ご招待 27名
ボランティア 44名 ガイヘル 2名
保護者 68名 兄弟他子供 18名

『プログラム』

第1部

  1. はじまりのあいさつ
    絵カードによるプログラムの説明
  2. クリスマスツリー完成
    S君が最後の星飾りをつけると、アヴェマリアが流れ大きなタペストリーツリーが上昇しました。今回初の試みでしたが、オリンピックの表彰式のような厳粛な雰囲気で、なかなか良かったです。
  3. 田中弦楽四重奏団によるクリスマスコンサート
    先生「本物の音楽を聞かせるって、とても良いことですね。」
    お母さん「子どもたちは思ったよりおとなしくしていました。すばらしい演奏が聞けて良かったです。」
  4. おば・まりあ聖歌隊の合唱
    K先生談「お母さんたちの『オバ・タリアン』すごいアイディアだね。とってもよかったよ。」…『オバ・マリア』なんですけど…。でもそう言いたくなる気持ちも分ります。
  5. 『世界に一つだけの花』 こどもSMAP合唱と手話
    子どもスマップショーは、5人のほっぷすまっぷたち。タートルネックのセーターがみんな良く似合って可愛かったです。そして、いつもステキなREXさんの手話。ありがとう。

第2部

  1. パラシュートで遊ぼう
    ふたつの大きなパラシュートを広げて上下にフワフワ、クルクル。
    今迄お行儀良くていた分、子どもたちは思いきり動き回って大喜びでした。「今日一番いい表情してます。」と初参加のお母さん。みんなやっぱりパラシュートが好きなんですね。
  2. 輪になって踊ろう
    最初はふたりだけの輪が最後は大きな大きな輪になりました。200人で踊るジェンカは壮観でした。子どもたちも手を繋いだり、つながったりすると案外うまく踊れますね。
  3. お礼の言葉
    会長挨拶。
  4. 二胡とピアノの演奏・詩の朗読
    ドクトルJOJOが奏でる二胡のやさしく物悲しい音色は心の奥にとてもせつなく響き渡りました。そしてエドナ・マシミラの詩はいつも、この子を授かった意味をあらためて考えさせられます。「これからもずっとずっと大事に育てていくよ」そんな囁きが聞こえてきそうでした。
  5. サンタクロースさんからのプレゼント
    今年もサンタ役のお父さんたち、はまり役でした!!
  6. おわりのあいさつ

【ボランティアさん感想】

【大役の司会を頑張ってくれたN君からの感想です。】

Yさんとの司会が楽しかった。特に、こどもSMAPとS君がクリスマスツリーに星を飾る所が良かった。文を読む時の練習は、本番並だが良くできた。後半は、少し遅れたが、間に合い、パンダ、兎(ウサギ)、コアラのマーチが行われた。あまり自分には合っていないと思った。又、「輪になって踊ろう」は、数字盤を持っただけ、後半のサンタさんは、プレゼントをもらう人が多く、自分も欲しいと思った。最後の反省会は、司会は自分でもよくできたと思った。Yさんとのペアが楽しい1日だった。

【クリスマス活動の裏側】

毎年、登山・合宿・クリスマス会と大忙しの療育企画班。たまたま秋合宿の時、療育企画班のリーダーさん達と同室になり、彼女たちの忙しく働く姿、合宿に参加しただけの私には気づかない、たくさんの配慮に驚き、興味を持った。そこで、これからクリスマス会の準備に取りかかると聞いてクリスマス実行委員会を覗いて見ることにした。
それは9月30日、秋合宿の反省会の終わったすぐ後に始まった。クリスマス会の「メインゲストを誰にするか?」を話し合い、それぞれの役割分担を決め、いよいよ始動開始。けれど困難はすぐにやって来た。予定したゲストの新潟大学の管弦楽団はスケジュールが合わない…。さあどうしよう。しかし、そこは行動力抜群で、並々ならない人脈を持つ杉本さんがプロの「田中弦楽四重奏団」の皆さんに交渉して、無事出演決定。メインゲスト交渉をしている間も第2部の構成やクリスマスツリーについても話し合われ、ツリーについては手先の器用なポワゾンさんがタペストリーを手作りしてくれることになり、彼女はクリスマス会当日の朝まで日夜内職に励む事になった。参加者募集の案内作り、受付、集金、パンフレット作り、プレゼントの買い出し、などなど、書き出したら切りがない。第2部で活躍した着ぐるみやパラシュートを養護学校に借りに行ったり、『ボランティアの募集』とたくさんの仕事がある。どの仕事も連絡や確認を繰り返し当日に向けて準備が進む。子ども達の座席は前もって決めておいた方がスムーズに行くだろうとワタラーの母さんが、それぞれ確認を取りながら決めてくれた。その効果かコンサート中席を立つ子どもが少ないように思えた。あの噂のお笑い集団、もとい、聖歌隊「おば・まりあ」に対抗(?)するため「こどもスマップ」結成。オーデションも行われた。
クリスマス会当日は会場の体育館が12時からしか借りられず会場設営を一時間で行わなければならない為、事前に設営リハーサルをして、当日に臨む。いよいよ当日、10時30分には親とボランティアのスタッフが集まり、チャボさん、ワタラーの母さんの両班長の指揮のもと準備に取りかかる。椅子、テーブル、ステージ、ピアノを体育館に運び会場を作る。たくさんの参加者のため受付も忙しくなる。そして、クリスマス会は慌ただしく過ぎ、使用した物をすべて元に戻し掃除を終えて反省会。心地良い疲れが残った。200名以上の参加者が集まる催しのため、前日には消防署にも連絡を入れておくなど、流石である。こうして、ボランティアさんはじめ、たくさんの方々の協力のもと、クリスマスボランティア交流会が実現できるのである。それもこれも、療育企画班の方々の働きがあるからである。〔ルポ:イチゴジャム〕

第2回 クリスマスボランティア交流会(第16号 2003年1月発行)

日時 2002年12月21日(土)
場所 新潟ふれ愛プラザ 体育館

【参加者】

44家族 合計200名

【内訳】

本人 50名 ボランティア 31名
ご招待 3名 吹奏楽部 13名
先生 19名 太陽の村 3名
保護者 57名 兄弟他子供 24名

『プログラム』

第1部(PM1:45〜2:45)

第2部(PM3:00〜4:00)

「今年も、やってきたわ♪ おば・まりあ!」

逃げたのよ!去年のコンダクターライオン(大和くん)。ゴスペルなんて聞いたから、そりゃあ逃げるわよね。「手拍子隊長を自認して、頑張る」だなんて、うまいこと言ったみたいだけど、はずしたら、コワイわよ〜、あの隊長。で?衣裳は?予算が無い?黒いゴミ袋だぁ? まだ、売っていたから、スゴイわよね。で、何を歌えばいいの? 「天使のラブ・ソング」?知らないよ。ビデオ借りて見ろって? アッキャー!!これ、やるの?!まただよ、ウーピーめ。ハイハイ。発声練習ね。腹筋ね。ハイハイ。黒塗り?誰が??まったく、凝り性なんだから。ウーピーだか何だかしらないけど、若くないんだからお肌に悪いわよ。器用なオリーブのおかげもあって、まっ、姿・形はOKね。あら…、ピチピチの新聖歌隊員?また、騙されて来たのね。スゴイわよ。ここ。エッ?踊りも?ここには、コアラやおサルはいるけれど、タコやヒラメはいないのよ。……でも、快感だったわぁ。本番。

〜おば・まりあ2002/どうぞヨロピク編〜
(天使にラブ・ソングから「HAIL HOLLY QUEEN」の替え歌)

今年もやって来たわ おば・まりあ
ホレ、この日を待っていたわ おば・まりあ
気持ち若いけど、疲れ取れないの
だって、おばさん。
シワが増えた・・・そうよ、おばさん。

私らのこどもたち アラッ?オーティズム
見た目は可愛い顔の まぁ!オーティズム
視覚優位なの 見せて教えるの
これが安心
先生〜先生〜 これで、ヨロピク。

   あ〜ど〜し〜よ〜♪
(ソロ)また、また、いなくなった
(全員)どこへ どこへ 行ったの?
(ソロ)校長先生 ブッたまげてる
(全員)ソファの上でトランポリン!
   と〜ん〜で〜る〜♪

そんなこんなの日々を 過ごしてやがて
鋼(はがね)のような母となる おば・まりあ
神様はくれた 凄い贈り物
開けてビ・ツ・ク・リ

それじゃ、皆様 
どうぞ、よろしく どうぞ、よろしく
愛しのAUTISM!!

【ボランティアさん感想】

【参加者の感想】

【実行委員会よりお礼】

第2回『クリスマスボランティア交流会』に大勢参加して頂きましてありがとうございました。皆さんのお陰で、大きなトラブルもなく開催できましたことに感謝しております。今回、ボランティアさんはじめ色々な方面からご支援頂きましたが今後の親の会の活動においても強力な助っ人として期待しております。最後に、反省する点はいくつもありますが、今年も愛すべき仲間と一緒にクリスマス会ができたことは「し・あ・わ・せだなぁ」っと思っております。来年は、さらにバージョンアップしたクリスマス会を乞うご期待!(クリスマス実行委員会 実行委員長 チャボ)

第1回 クリスマスボランティア交流会(第10号 2002年1月発行)

日時 2001年12月1日(土)
場所 新潟ふれ愛プラザ 体育館

【参加者】

総勢102名 障害のあるこども 24名
学生ボランティア 20名
りんく 2名
<25家族> 保護者(父母・祖母) 30名
同胞・友人 18名
招待者(教論・保育士など) 8名

『プログラム』

第1部

第2部

【実行委員会の反省】

当日、クリスマス会の開始までの準備時間が足らなくて、万全の状態で、皆さんを迎えることができませんでした。その結果、数人の子どもにボランティアさんが、対応できなくなり申し訳ありませんでした。具体的な進行についても周知徹底できずに、各係の皆さんや、お母さん方にもご迷惑をお掛けしました。また、途中で帰られた方、欠席した子どもへの気配りができず申し訳ありませんでした。反省は、山ほどありますが、「失敗は成功のもと」ということで、次回のクリスマス会は、きっとパワーアップすることでしょう。乞うご期待!今回、うれしい誤算でボランティアさんが、20名も参加していただいて、本当に助かりました。今後の行事にも継続的に参加をお願いして、ボランティアさんと良い関係を築いていくことが、これからの課題かもしれません。最後に、準備のお手伝いをしていただいた方々には、感謝しております。有り難うございました。

〜 ボランティアさんからのメッセージ 〜

1 クリスマス会の感想について

2 子供と接して感じたことや苦労したことがありましたか

3 次回クリスマス会、他に夏期合宿や登山の行事がありますが、参加していただけるものはありますか

〜 喜劇クリスマス会のはじまり 〜

リスマス会やろうよ!と確かに言った。でも無理だったら来年でもいいやとのんびり考えていた。ピエロの友達がいるから新潟に呼べ
よ!確かに言った。でも私が新潟にいる間いつか来てもらえばいいと…まだ、テンションは低かった。ある土曜日の昼下がり「も
もし」ウーピーさんからの電話で心地よい昼寝から目覚めた。ふれ愛プラザでクリスマス会をすること、ピエロさんの出演依頼、そして
んなを引っ張って中心になってほしいとのことだった。寝ぼけていて頭の中は真っ白だったが、YESと返事した。時間が経つとあた
の中はイベントの壮大な構想、寂しい予算とボランティアの確保と理想と現実のジレンマに悩んだ。実行委員会の立ち上げはクリスマ
会の1ヶ月前!いよいよお尻に火がついた。この時まだ私は、ほっぷ・すてっぷの母の実力を知る由もなかった。ピアノ演奏や歌の才能
人を楽しませる名演技の役者!小道具を魔法のごとく作ってくれるとは。ほっぷ・すてっぷクラブの母のキャラはすごい。だからクリスマス会ができたと思う。主役はもちろん子供だけれど、お父さんやお母さんも観客ではなく主演者であってほしいと思う。次のクリスマスで役にはまるのはあ・な・たかもしれない……(チャボ)

〜 マダムよりメッセージ 〜

ピエロショーあり、歌あり、ゲームあり、ダンスありと盛りだくさんな企画で、とっても楽しみにしたいたクリスマス会。当日は子供が水ぼうそうの為欠席しましたが、皆、それぞれに楽しんだことでしょうね。私は、合唱の伴奏ということになったのですが、頭や体と同じようにやはり指も日頃から動かしておかないとスムーズにいかなくて、子供が夜寝静まってから練習したりしました。スタッフの皆様、ご苦労様でした。

〜 おば・まりあ聖歌隊(裏話) 〜

この度は、隊員の母たち(特に、ソプラノ・チーム)は泣いた。隊長(ライオンのウーピー)は威張っているし、音域が高過ぎたからだ。“やれ、腹筋だ”“やれ、もう1回だ”それはそれは、ご無体な…。アルト・チームは何たって、音程を取らなければならない。ソプラノになぞツラレてはならないのだ。完璧をめざすライオン(ヤヨイセブン)や、思い込んだらまっしぐらのゾウ(チャボ)、短期集中力抜群のチーター(まる子)に、じっくりがたの狼(ブルーアップル)が揃っているから、頑張る、頑張る。しかし、ソプラノ・チームは、おサルやタヌキばっかり。隊長が怖いだけで、出席しているカンがあった。終了後、数日してソプラノにいたチャッカリ・コアラが「みんな来年はソプラノ嫌だって。アルトにするって。」と隊長に告げる。マダムは、演奏ばかりでなく、声も美しいので、本当はソプラノに欲しかった。しかし、アカペラで歌えるほどの実力がないことを知った隊長が、泣く泣くマダムに伴奏を頼むしかなかったのだ。来年は、“ゴスペルをやる”と隊長は今から息巻いている。コンダクターを務めてくれた三匹目のライオン(大和くん)は寝こむことだろう。